第だい38回かい 過去問かこもんと解説かいせつ:人間にんげんの尊厳そんげんと自立じりつ、介護かいごの基本きほん

問題もんだい1〜12(12問もん)。すべての 漢字かんじに ふりがなを 付つけました。

更新日こうしんび:2026年ねん11月がつ6日むいか

この科目群かもくぐんについて

第だい38回かいの 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんで、「人間にんげんの尊厳そんげんと自立じりつ、介護かいごの基本きほん」は パートAに 入はいっていて、問題もんだい1〜12の 12問もん でした(人間にんげんの尊厳そんげんと自立じりつ 2問もん・介護かいごの基本きほん 10問もん)。

合格ごうかくするには、総得点そうとくてんの 合格基準ごうかくきじゅん(第だい38回かいは 125点てんのうち 64点以上てんいじょう)を 満みたし、さらに 11の 科目群かもくぐん すべてで 得点とくてんが あることが 必要ひつようでした。くわしくは 合格基準ごうかくきじゅんの 記事きじ を 見みてください。

問題もんだいと 正答せいとうは、社会福祉振興しゃかいふくししんこう・試験しけんセンターが 公開こうかいしている 第だい38回かいの 試験問題しけんもんだいと「合格基準ごうかくきじゅん・正答一覧せいとういちらん」に よります。問題もんだいの 文ぶんは 変かえていません。

解説かいせつは PassQuest が 独自どくじに 書かいたもので、社会福祉振興しゃかいふくししんこう・試験しけんセンターとは 関係かんけいが ありません。

法律ほうりつや 制度せいどは、試験しけんの あとに 変かわることが あります。新あたらしい 情報じょうほうも、公式こうしきの 案内あんないで 確たしかめてください。

問題もんだいの一覧いちらん

問題もんだいを 読よんで、自分じぶんで 答こたえを 決きめてから「答こたえと解説かいせつを見みる」を 開ひらいてください。

問題もんだい1

社会福祉しゃかいふくしの理念りねんを発展はってんさせた人物じんぶつに関かんする次つぎの記述きじゅつのうち,適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1バンク-ミケルセン(Bank-Mikkelsen, N.)は,「ソーシャルロール・バロリゼーション(Social Role Valorization)」を提唱ていしょうした。
  2. 2ニィリエ(Nirje, B.)は,「ノーマライゼーション(normalization)の8つの原理げんり」を提唱ていしょうした。
  3. 3ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger, W.)は,「エーデル改革かいかく」を提唱ていしょうした。
  4. 4リッチモンド(Richmond, M.)は,「ケースワークの7原則げんそく」を提唱ていしょうした。
  5. 5エリクソン(Erikson, E.)は,「自立生活運動じりつせいかつうんどうの理念りねん」を提唱ていしょうした。
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正答せいとう:2

正解せいかいは2です。ニィリエ(Nirje)は、デンマークで生うまれたノーマライゼーションの考え方かんがえかたを整理せいりし、「ノーマライゼーションの8つの原理げんり」としてまとめました。
1.バンク-ミケルセンはノーマライゼーションを最初さいしょに唱となえた人ひとで、ソーシャルロール・バロリゼーションを提唱ていしょうしたのはヴォルフェンスベルガーです。
2.正解せいかいです。
3.ヴォルフェンスベルガーはソーシャルロール・バロリゼーションの提唱者ていしょうしゃで、エーデル改革かいかくを唱となえた人ひとではありません。
4.リッチモンドは「ケースワークの母はは」と呼よばれる人ひとで、「ケースワークの7原則げんそく」を示しめしたのはバイステックです。
5.エリクソンは、人ひとの一生いっしょうを段階だんかいに分わけて考かんがえる心理社会的発達段階しんりしゃかいてきはったつだんかいを示しめした人ひとです。

問題もんだい2

Aさん(62歳さい,男性だんせい,要介護ようかいご2)は,2年前ねんまえに筋萎縮性側索硬化症きんいしゅくせいそくさくこうかしょう(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)と診断しんだんされた。妻つまと自宅じたくで過すごしたいと希望きぼうし,訪問介護ほうもんかいご(ホームヘルプサービス)と訪問看護ほうもんかんごを利用りようしている。最近さいきん,症状しょうじょうが進行しんこうし,サービス担当者会議たんとうしゃかいぎで,Aさんは,「人工呼吸器じんこうこきゅうきはつけないで,最期さいごまで自宅じたくで生活せいかつしたい」と言いった。

会議かいぎのあと,妻つまは訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)に,「夫おっとにはなかなか言いえないのですが,一日いちにちでも長ながく一緒いっしょにいたいので,私わたしは人工呼吸器じんこうこきゅうきをつけてほしいと思おもっています」と気持きもちを伝つたえた。

次つぎのうち,Aさんの妻つまに対たいする訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)の提案ていあんとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1「会議かいぎで話はなされていたAさんの意思いしが大切たいせつなので,尊重そんちょうしませんか」
  2. 2「私わたしにはわからないので,医師いしに決きめてもらってはどうですか」
  3. 3「Aさんに人工呼吸器じんこうこきゅうきをつけてもらったほうがいいですよね」
  4. 4「Aさんとお互たがいの気持きもちを話はなし合あう時間じかんをつくりませんか」
  5. 5「病院びょういんや施設しせつの情報じょうほうがほしいと介護支援専門員かいごしえんせんもんいんに伝つたえてはどうですか」
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正答せいとう:4

正解せいかいは4です。自己決定じこけっていを尊重そんちょうしつつ、家族かぞくの思おもいにも耳みみを傾かたむける姿勢しせいが問とわれる問題もんだいです。Aさんと妻つまが互たがいの気持きもちを伝つたえ合あえる時間じかんをつくることは、対立たいりつを裁さばくのではなく対話たいわを支ささえるという介護職かいごしょくの役割やくわりにかないます。意思決定支援いしけっていしえんは関係性かんけいせいの中なかで育はぐくまれます。Aさんと妻つまが本音ほんねを伝つたえ合あう場ばをつくる提案ていあんであり、最もっとも適切てきせつです。
1.Aさんの意思いしは大切たいせつですが、打ち明うちあけてくれた妻つまの気持きもちを受け止うけとめないまま尊重そんちょうを求もとめるのは、妻つまの思おもいを退しりぞけることになります。
2.「わからない」と医師いしに委ゆだねるのは、支援しえんを放棄ほうきする対応たいおうです。
3.妻つまに同調どうちょうするだけで、Aさんの意思いしに反はんします。
4.正解せいかいです。
5.妻つまの思おもいは人工呼吸器じんこうこきゅうきのことであり、最期さいごまで自宅じたくでというAさんの希望きぼうにも沿そいません。

問題もんだい3

介護施設かいごしせつにおける介護かいごロボットに関かんする次つぎの記述きじゅつのうち,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1導入どうにゅうした施設しせつは,人員配置基準じんいんはいちきじゅんが撤廃てっぱいされる。
  2. 2使用方法しようほうほうは,職員個人しょくいんこじんの判断はんだんで行おこなう。
  3. 3導入どうにゅうすることによって,利用者りようしゃの自立支援じりつしえんや生活せいかつの質しつの向上こうじょうが期待きたいされる。
  4. 4導入どうにゅうの目的もくてきは,職員しょくいんと利用者りようしゃとのかかわりを最小限さいしょうげんに抑おさえることである。
  5. 5導入どうにゅうによって,職員しょくいんの巡回じゅんかいは不要ふようになる。
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正答せいとう:3

正解せいかいは3です。介護かいごロボットの目的もくてきは人員削減じんいんさくげんではなく、利用者りようしゃの自立支援じりつしえんと生活せいかつの質しつの向上こうじょう、そして職員しょくいんの負担軽減ふたんけいげんにあります。技術ぎじゅつをどう使つかうかは介護観かいごかんが問とわれるところで、人ひとを中心ちゅうしんに据すえた活用視点かつようしてんが欠かかせません。利用者りようしゃの自立支援じりつしえんや生活せいかつの質しつの向上こうじょうが期待きたいでき、最もっとも適切てきせつです。
1.介護かいごロボットを導入どうにゅうしても、人員配置基準じんいんはいちきじゅんが撤廃てっぱいされることはありません。
2.職員個人しょくいんこじんの判断はんだんではなく、施設しせつとして使用手順しようてじゅんを定さだめ、研修けんしゅうを行おこなって安全あんぜんに使つかうことが必要ひつようです。
3.正解せいかいです。
4.職員しょくいんの負担ふたんを軽かるくして利用者りようしゃと向き合むきあう時間じかんを確保かくほするためのものであり、かかわりを減へらすことが目的もくてきではありません。
5.機器ききを導入どうにゅうしても、利用者りようしゃの状態じょうたいを直接確認ちょくせつかくにんする巡回じゅんかいは必要ひつようです。

問題もんだい4

次つぎの記述きじゅつのうち,指定避難所していひなんじょでの要配慮者ようはいりょしゃに対たいする生活支援せいかつしえんとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1避難所内ひなんじょないの情報提供じょうほうていきょうには,音声おんせいやピクトグラム(pictogram)も取とり入いれる。
  2. 2避難所内ひなんじょないでは,二次避難にじひなんに備そなえて土足どそくで過すごしてもらう。
  3. 3食事しょくじは,被災者ひさいしゃの平等性びょうどうせい,公平性こうへいせいの観点かんてんから同おなじものを提供ていきょうする。
  4. 4トイレは,感染予防かんせんよぼうのために和式便器わしきべんきが望のぞましい。
  5. 5生活範囲せいかつはんいは,区画くかくされたスペースに限定げんていする。
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正答せいとう:1

正解せいかいは1です。災害時さいがいじの支援しえんでは情報保障じょうほうほしょうが最優先さいゆうせんであり、音声おんせい・文字もじ・ピクトグラムなど複数ふくすうの手段しゅだんを組み合くみあわせることで、視覚しかくや聴覚ちょうかくに障害しょうがいのある人ひと、日本語にほんごの理解りかいが難むずかしい人ひとにも情報じょうほうが届とどきます。非常時ひじょうじほど個別性こべつせいへの理解りかいが求もとめられます。複数ふくすうの手段しゅだんで情報じょうほうを伝つたえる配慮はいりょであり、最もっとも適切てきせつです。
1.正解せいかいです。
2.土足どそくで過すごすとほこりが舞い上まいあがって衛生面えいせいめんで問題もんだいがあり、転倒てんとうの危険きけんも高たかまります。
3.同おなじものでは、アレルギーや持病じびょうによる食事制限しょくじせいげん、噛かむ力ちから・飲み込のみこむ力ちからの低下ていかに対応たいおうできません。
4.和式便器わしきべんきはしゃがむ姿勢しせいが必要ひつようで下肢かしへの負担ふたんが大おおきく、要配慮者ようはいりょしゃには洋式ようしきのほうが使つかいやすいです。
5.生活範囲せいかつはんいを限定げんていすると、体からだを動うごかす機会きかいが減へり、心身しんしんの機能低下きのうていかや孤立こりつを招まねきます。

問題もんだい5

ユニバーサルデザイン(universal design)の7原則げんそくに関かんする次つぎの記述きじゅつのうち,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1安全あんぜんで使つかいやすいデザインにする。
  2. 2要介護高齢者ようかいごこうれいしゃを対象たいしょうとする。
  3. 3個別対応こべつたいおうより標準化ひょうじゅんかを優先ゆうせんする。
  4. 4介護福祉職かいごふくししょくにとって操作そうさしやすいことを優先ゆうせんする。
  5. 5デザインの美うつくしさを優先ゆうせんする。
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正答せいとう:1

正解せいかいは1です。ユニバーサルデザインはすべての人ひとにとって使つかいやすいことを目指めざす設計思想せっけいしそうであり、特定とくていの対象たいしょうに向むけた特別仕様とくべつしようではありません。7原則げんそくには、うっかりミスがあっても危険きけんにつながりにくいことや、身体しんたいへの負担ふたんが少すくないことが含ふくまれており、安全あんぜんで使つかいやすいデザインという記述きじゅつが合致がっちします。環境整備かんきょうせいびは尊厳そんげんを守まもる基盤きばんになります。安全性あんぜんせいと使つかいやすさは7原則げんそくの考え方かんがえかたに沿そっており、最もっとも適切てきせつです。
1.正解せいかいです。
2.要介護高齢者ようかいごこうれいしゃに限かぎらず、年齢ねんれいや障害しょうがいの有無うむを問とわずすべての人ひとが対象たいしょうです。
3.誰だれもが使つかえるよう使い方つかいかたに幅はばを持もたせる柔軟性じゅうなんせいが重視じゅうしされ、標準化ひょうじゅんかを優先ゆうせんする考え方かんがえかたではありません。
4.使うつかう人ひとすべてにとっての使つかいやすさが基本きほんで、介護福祉職かいごふくししょくの都合つごうを優先ゆうせんするものではありません。
5.美うつくしさを最優先さいゆうせんする考え方かんがえかたではありません。

問題もんだい6

Aさん(51歳さい,男性だんせい,障害支援区分しょうがいしえんくぶん5)は,知的障害ちてきしょうがいがある。共同生活援助きょうどうせいかつえんじょ(グループホーム)で生活せいかつをしている。日中にっちゅうは,生活介護せいかつかいごを利用りようして軽作業けいさぎょうを行おこなっている。Aさんは,タオルに強つよいこだわりを持もっていて,なじみの店みせで自分じぶんが選えらんだタオルしか使用しようしない。これまでタオルは,両親りょうしんと買かいに行いっていたが,両親りょうしんが高齢こうれいになり行いけなくなった。Aさんの両親りょうしんから,サービス管理責任者かんりせきにんしゃに,「強つよいこだわりがあるので,いつも行いく店みせで本人ほんにんにタオルを選えらばせてほしい。何なにか良よいサービスはありませんか」と相談そうだんがあった。

次つぎの記述きじゅつのうち,サービス管理責任者かんりせきにんしゃの助言じょげんとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1店みせまでの移動いどうに不安ふあんがあるため,同行援護どうこうえんごを勧すすめる。
  2. 2身体機能しんたいきのうの維持いじ・向上こうじょうのために,自立訓練じりつくんれん(機能訓練きのうくんれん)を勧すすめる。
  3. 3一人ひとりで外出がいしゅつできるように,自発的活動支援じはつてきかつどうしえんを勧すすめる。
  4. 4自立じりつした日常生活にちじょうせいかつが送おくれるように,自立生活援助じりつせいかつえんじょを勧すすめる。
  5. 5本人ほんにんが買物かいものに行いけるように,行動援護こうどうえんごを勧すすめる。
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正答せいとう:5

正解せいかいは5です。行動援護こうどうえんごは、知的障害ちてきしょうがいや精神障害せいしんしょうがいにより行動上著こうどうじょういちじるしい困難こんなんがあり、常につねに介護かいごを必要ひつようとする人ひとに対たいして、外出時がいしゅつじの危険きけんを回避かいひするための援護えんごや移動中いどうちゅうの介護かいごなどを行おこなうサービスです。強つよいこだわりのあるAさんが、なじみの店みせで自分じぶんでタオルを選えらべるよう支ささえるには行動援護こうどうえんごが適てきしています。制度名せいどめいと支援内容しえんないようを結むすびつけて理解りかいすることで、適切てきせつな支援選択しえんせんたくができます。最もっとも適切てきせつです。
1.同行援護どうこうえんごは、視覚障害しかくしょうがいにより移動いどうに著いちじるしい困難こんなんがある人ひとを対象たいしょうとするサービスです。
2.自立訓練じりつくんれん(機能訓練きのうくんれん)は身体機能しんたいきのうの維持いじ・向上こうじょうを目的もくてきとするもので、買物かいものの同行支援どうこうしえんではありません。
3.自発的活動支援じはつてきかつどうしえんは、当事者とうじしゃや家族かぞく、地域住民ちいきじゅうみんなどの自発的じはつてきな活動かつどうを支ささえるもので、個別こべつの外出支援がいしゅつしえんではありません。
4.自立生活援助じりつせいかつえんじょは、一人暮ひとりぐらしを始はじめた人ひとなどを定期的ていきてきに訪問ほうもんして支ささえるもので、グループホームで暮くらすAさんには当あてはまりません。
5.正解せいかいです。

問題もんだい7

次つぎの記述きじゅつのうち,介護保険制度かいごほけんせいどにおける一人暮ひとりぐらしの要支援者ようしえんしゃを支ささえるサービスの内容ないようとして,適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1夜間やかんを安心あんしんして過すごすために,夜間対応型訪問介護やかんたいおうがたほうもんかいごを利用りようする。
  2. 2自宅じたくで安全あんぜんに移動いどうするために,介護予防住宅改修かいごよぼうじゅうたくかいしゅうを利用りようする。
  3. 3趣味しゅみのカラオケに行いくために,小規模多機能型居宅介護しょうきぼたきのうがたきょたくかいごを利用りようする。
  4. 4身元保証みもとほしょうや死後しごの財産処分ざいさんしょぶんのために,高齢者等終身こうれいしゃとうしゅうしんサポート事業じぎょうを利用りようする。
  5. 5金銭管理きんせんかんりのために,日常生活自立支援事業にちじょうせいかつじりつしえんじぎょうを利用りようする。
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正答せいとう:2

正解せいかいは2です。要支援者ようしえんしゃへの給付きゅうふは予防よぼうを重視じゅうしすることが基本きほんで、手てすりの取り付とりつけや段差だんさの解消かいしょうといった介護予防住宅改修かいごよぼうじゅうたくかいしゅうは、転倒予防てんとうよぼうと自宅じたくでの安全あんぜんな移動いどう、自立支援じりつしえんに直結ちょっけつします。制度せいどの目的もくてきを踏ふまえた活用かつようが生活せいかつの継続けいぞくを支ささえます。一人暮ひとりぐらしの要支援者ようしえんしゃが自宅じたくで安全あんぜんに移動いどうするための方法ほうほうとして最もっとも適切てきせつです。
1.夜間対応型訪問介護やかんたいおうがたほうもんかいごは要介護者ようかいごしゃを対象たいしょうとするサービスで、要支援者ようしえんしゃは利用りようできません。
2.正解せいかいです。
3.小規模多機能型居宅介護しょうきぼたきのうがたきょたくかいごは、通かよいを中心ちゅうしんに訪問ほうもんや泊とまりを組み合くみあわせて生活せいかつを支ささえるもので、趣味しゅみの外出がいしゅつのために利用りようするサービスではありません。
4.高齢者等終身こうれいしゃとうしゅうしんサポート事業じぎょうは、介護保険制度かいごほけんせいどのサービスではありません。
5.日常生活自立支援事業にちじょうせいかつじりつしえんじぎょうは社会福祉協議会しゃかいふくしきょうぎかいが行うおこなう事業じぎょうであり、介護保険制度かいごほけんせいどのサービスではありません。

問題もんだい8

Aさん(91歳さい,女性じょせい,要支援ようしえん2)は,長年診療所ながねんしんりょうじょの医師いしとして地域医療ちいきいりょうに貢献こうけんしてきた。婚姻歴こんいんれきはなく,診療所敷地内しんりょうじょしきちないの自宅じたくで3匹ひきの猫ねこと暮くらしている。85歳さいで医師いしを引退いんたいした後あとも,近隣きんりんにはAさんを慕したう地域住民ちいきじゅうみんが多おおく,定期的ていきてきに,「先生せんせい,元気げんきにしてますか」とAさんの自宅じたくを訪たずねている。

Aさんは昨年さくねんから歩行ほこうの不安ふあんを訴うったえ,現在げんざいは地域住民ちいきじゅうみんの見守みまもりのほか,訪問型ほうもんがたサービスを週しゅう2回かい利用りようしている。人ひとの世話せわになることに慣なれていない様子ようすもあるが,最期さいごまで自宅じたくで暮くらすことを望のぞんでいる。

次つぎの記述きじゅつのうち,Aさんの生活史せいかつしを尊重そんちょうした訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)の声こえかけとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1「3匹ひきの猫ねこは,今後こんごは地域ちいきの皆みなさんに預あずけましょう」
  2. 2「近所きんじょの方ほうの力ちからも借かりて,この地域ちいきで暮くらしていけるように考かんがえていきましょう」
  3. 3「介護かいごを受うけることにも,今後こんごは慣なれてください」
  4. 4「医師いしであったことは忘わすれて,私わたしたちを頼たよってください」
  5. 5「一人暮ひとりぐらしで自宅じたくで最期さいごを迎むかえるのは,不安ふあんがありますよね」
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正答せいとう:2

正解せいかいは2です。生活史せいかつしを尊重そんちょうするかかわりは自己効力感じここうりょくかんを守まもります。Aさんは長年地域医療ながねんちいきいりょうに貢献こうけんし、引退後いんたいごも住民じゅうみんから慕したわれて訪たずねてこられています。その地域ちいきとのつながりを活いかし、住み慣すみなれた自宅じたくで暮くらし続つづけられるよう一緒いっしょに考かんがえる声こえかけが、Aさんらしさを支ささえます。Aさんの歩あゆんできた地域ちいきとの関係かんけいを活いかす声こえかけであり、最もっとも適切てきせつです。
1.3匹ひきの猫ねこはAさんの暮くらしの大切たいせつな一部いちぶであり、預あずけることを勧すすめるのは意向いこうを無視むししています。
2.正解せいかいです。
3.人ひとの世話せわになることに慣なれていないAさんの心情しんじょうに配慮はいりょせず、受け入うけいれを押おしつける言葉ことばです。
4.医師いしであった経歴けいれきはAさんの生活史せいかつしそのものであり、忘わすれるよう求もとめるのは尊厳そんげんを損そこないます。
5.不安ふあんをあおるだけで、最期さいごまで自宅じたくで暮くらしたいという希望きぼうを支ささえる声こえかけになっていません。尊厳そんげんを守まもるためには日々ひびの言葉選ことばえらびも大切たいせつです。

問題もんだい9

次つぎの記述きじゅつのうち,介護老人保健施設かいごろうじんほけんしせつにおける在宅復帰ざいたくふっきに向むけたカンファレンスで,介護福祉士かいごふくししが連携れんけいする職種しょくしゅの役割やくわりとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1歯科衛生士しかえいせいしが,義歯ぎしを作成さくせいする。
  2. 2看護師かんごしが,車くるまいすを貸与たいよする。
  3. 3介護支援専門員かいごしえんせんもんいん(ケアマネジャー)が,訪問介護計画ほうもんかいごけいかくを作成さくせいする。
  4. 4福祉用具専門相談員ふくしようぐせんもんそうだんいんが,下肢かしの機能訓練きのうくんれんをする。
  5. 5作業療法士さぎょうりょうほうしが,自宅じたくの玄関げんかんの段差だんさを確認かくにんする。
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正答せいとう:5

正解せいかいは5です。作業療法士さぎょうりょうほうしはリハビリテーションに関かかわる専門職せんもんしょくで、日常生活動作にちじょうせいかつどうさや住環境じゅうかんきょうを評価ひょうかし、動作どうさの工夫くふうや環境かんきょうの調整ちょうせいを通とおして生活せいかつの再建さいけんを支ささえます。在宅復帰ざいたくふっきに向むけて自宅じたくの玄関げんかんの段差だんさを確認かくにんすることは、その役割やくわりにかないます。職種しょくしゅの役割理解やくわりりかいは連携れんけいの第一歩だいいっぽになります。最もっとも適切てきせつです。
1.義歯ぎしを作成さくせいするのは歯科技工士しかぎこうしです。歯科衛生士しかえいせいしは口腔こうくうケアや口腔こうくうの健康けんこうに関かんする指導しどうを担にないます。
2.車くるまいすなどの福祉用具ふくしようぐの貸与たいよは、福祉用具貸与ふくしようぐたいよの事業者じぎょうしゃが行おこなうもので、看護師かんごしの役割やくわりではありません。
3.介護支援専門員かいごしえんせんもんいんが作成さくせいするのは居宅きょたくサービス計画けいかくであり、訪問介護計画ほうもんかいごけいかくを作成さくせいするのは訪問介護事業所ほうもんかいごじぎょうしょのサービス提供責任者ていきょうせきにんしゃです。
4.福祉用具専門相談員ふくしようぐせんもんそうだんいんは用具ようぐの選定せんていや調整ちょうせい、使い方つかいかたの説明せつめいを行うおこなう職種しょくしゅで、下肢かしの機能訓練きのうくんれんは理学療法士りがくりょうほうしなどが担当たんとうします。
5.正解せいかいです。

問題もんだい10

次つぎの記述きじゅつのうち,介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつにおけるリスクマネジメントとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1安全対策担当者あんぜんたいさくたんとうしゃを置おき,事故発生予防じこはっせいよぼうのための委員会いいんかいを定期的ていきてきに開催かいさいする。
  2. 2家族かぞくからの苦情くじょうは,介護福祉職かいごふくししょくが,その場ばで解決かいけつする。
  3. 3利用者りようしゃの私物しぶつを壊こわしたときは,介護福祉職かいごふくししょくの自己判断じこはんだんで弁償べんしょうする。
  4. 4入浴介助時にゅうよくかいじょじのインシデントの報告ほうこくは,職員間しょくいんかんの口頭こうとうによる伝達でんたつに統一とういつする。
  5. 5事故防止じこぼうしのため,地域ちいきのお祭まつりへの参加さんかは控ひかえる。
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正答せいとう:1

正解せいかいは1です。リスクマネジメントは個人こじんの注意力ちゅういりょくに頼たよるのではなく、組織そしきの仕組しくみで事故じこを防ふせぐものです。安全対策担当者あんぜんたいさくたんとうしゃを置おき、事故発生予防じこはっせいよぼうのための委員会いいんかいを定期的ていきてきに開催かいさいして情報じょうほうを共有きょうゆうし、原因げんいんを分析ぶんせきして対策たいさくにつなげることが求もとめられます。報告ほうこくと共有きょうゆうが安全文化あんぜんぶんかを育そだてます。組織そしきとして事故予防じこよぼうに取り組とりくむ体制たいせいであり、最もっとも適切てきせつです。
1.正解せいかいです。
2.苦情くじょうはその場ばで個人こじんが処理しょりするのではなく、担当者たんとうしゃや責任者せきにんしゃに報告ほうこくし、組織そしきとして対応たいおうします。
3.私物しぶつを壊こわしたときも自己判断じこはんだんで弁償べんしょうせず、上司じょうしに報告ほうこくして施設しせつとして対応たいおうします。
4.口頭こうとうだけでは記録きろくが残のこらず、共有きょうゆうや分析ぶんせきができません。書面しょめんで報告ほうこくし、蓄積ちくせきすることが必要ひつようです。
5.参加さんかを控ひかえるのではなく、安全あんぜんに参加さんかできる方法ほうほうを考かんがえることが、利用者りようしゃの生活せいかつの質しつや社会参加しゃかいさんかを守まもることにつながります。

問題もんだい11

次つぎの記述きじゅつのうち,介護現場かいごげんばにおけるレジオネラ菌きんの感染対策かんせんたいさくとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 1感染者かんせんしゃの衣類いるいは,熱湯ねっとうで煮沸消毒しゃふつしょうどくする。
  2. 2提供ていきょうする食品しょくひんは,加熱調理かねつちょうりを徹底てっていする。
  3. 3循環式浴槽じゅんかんしきよくそうは,塩素系薬剤えんそけいやくざいを使用しようして消毒しょうどくする。
  4. 4ドアノブは,次亜塩素酸じあえんそさんナトリウム液えきで消毒しょうどくする。
  5. 5家庭用加湿器かていようかしつきのタンクの水みずは,常つねに貯ためておく。
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正答せいとう:3

正解せいかいは3です。レジオネラ対策たいさくでは浴槽よくそうや配管はいかんの衛生管理えいせいかんりが中心ちゅうしんになります。循環式浴槽じゅんかんしきよくそうは配管内はいかんないにぬめり(生物膜せいぶつまく)ができて菌きんが繁殖はんしょくしやすいため、塩素系薬剤えんそけいやくざいによる消毒しょうどくと、清掃せいそう・換水かんすいを確実かくじつに行おこなうことが有効ゆうこうです。水系すいけいの感染かんせんは環境整備かんきょうせいびが鍵かぎになり、目めに見みえないリスクへの配慮はいりょが必要ひつようです。最もっとも適切てきせつです。
1.レジオネラ属菌ぞくきんは人ひとから人ひとへうつるものではなく、衣類いるいの煮沸消毒しゃふつしょうどくは対策たいさくになりません。
2.菌きんを含ふくむ細こまかい水みずしぶきを吸い込すいこむことで感染かんせんするため、加熱調理かねつちょうりは食中毒しょくちゅうどくの予防策よぼうさくであってレジオネラ対策たいさくにはなりません。
3.正解せいかいです。
4.ドアノブの消毒しょうどくは接触感染せっしょくかんせんへの対策たいさくであり、レジオネラの対策たいさくの中心ちゅうしんにはなりません。
5.タンクに水みずを貯ためたままにすると菌きんが繁殖はんしょくします。水みずは毎日まいにち入れ替いれかえ、タンクを洗あらって乾かわかすことが必要ひつようです。

問題もんだい12

介護福祉職かいごふくししょくが受うけるストレスチェック制度せいどに関かんする次つぎの記述きじゅつのうち,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

  1. 13年ねんに1回かいの実施じっしが義務ぎむづけられている。
  2. 2労働者数ろうどうしゃすうが常時じょうじ100名めいの事業場じぎょうじょうは受検じゅけんが免除めんじょされる。
  3. 3結果けっかは労務管理ろうむかんりを行おこなう介護主任かいごしゅにんへ提供ていきょうされ,面接指導めんせつしどうに活用かつようする。
  4. 4心理的しんりてきな負担ふたんの程度ていどを把握はあくするためのものである。
  5. 5高こうストレスと判定はんていされた場合ばあいは,産業医さんぎょういによる治療ちりょうが必須ひっすである。
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正答せいとう:4

正解せいかいは4です。ストレスチェックは、働はたらく人ひとの心理的しんりてきな負担ふたん(ストレス)の程度ていどを調しらべて、本人ほんにんに気きづいてもらうための制度せいどです。早はやめに気きづくことが、職員しょくいんの健康けんこうを守まもり、職場環境しょくばかんきょうの改善かいぜんにもつながります。
1.実施じっしは1年ねんに1回かいで、3年ねんに1回かいではありません。
2.常時じょうじ50人にん以上いじょうの労働者ろうどうしゃがいる事業場じぎょうじょうに実施じっしの義務ぎむがあり、100名めいの事業場じぎょうじょうが免除めんじょされることはありません。
3.結果けっかはまず本人ほんにんに通知つうちされます。本人ほんにんの同意どういがなければ、事業者じぎょうしゃや介護主任かいごしゅにんに伝つたえることはできません。
4.正解せいかいです。
5.高こうストレスと判定はんていされたときは、本人ほんにんが申し出もうしでれば医師いしによる面接指導めんせつしどうを受うけられます。治療ちりょうが必かならず行おこなわれるわけではありません。

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出典しゅってん

確たしかめた日ひ:2026年ねん11月がつ6日むいか

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