はじめに
前回の試験(第38回)を、私の職場で いっしょに働いていた 外国人の職員 6人が 受けました。みんな 仕事のあとに 一生懸命 勉強しましたが、いちばんの壁は 介護の知識よりも、試験の日本語(漢字の多い 問題文・専門の言葉)でした。
その経験から、外国人の受験者に おすすめしたい 勉強の進め方を 書きます。
1. まず 1回分を 時間を計って 解く
最初に、公式の過去問を 1回分(125問)、本番と同じ 時間で 解いてみます。午前は パートA、午後は パートBとC です。点数よりも、「どこで 時間が 足りなくなるか」「どの科目群が 弱いか」を 知ることが 目的です。
2. 科目群ごとに 正解の数を 書く
合格には、11の科目群の すべてで 点を取る 必要が あります。解いたあとは、科目群ごとに 何問 正解したかを ノートに 書きます。正解が 少ない科目群から 先に 復習します。
3. 間違えた問題は 1行の メモ
間違えた問題は、「なぜ 間違えたか」を 1行で メモします。知らなかった言葉、読めなかった漢字、問題文の 読み間違い、のように 分けると、自分の弱いところが 見えてきます。試験の前に、このメモだけを 見直します。
4. 日本語の力を 毎日 少しずつ
- 問題文の漢字は、ふりがな版の過去問で 読みを 確かめる
- 専門の言葉は、厚生労働省の「外国人のための介護福祉専門用語集」で 母語の意味を 確かめる
- 職場で 使う言葉(記録・申し送り)と 試験の言葉を つなげて 覚える
- 1日10問でも よいので、毎日 続ける(3か月で 900問くらい)
5. 1か月前からは 本番の練習
試験の 1か月前からは、週に 1回、本番と同じ 時間割で 1回分を 解きます。午前と午後の あいだの 休み時間に 何を食べるか、どこで 休むかも 決めておくと、当日に 落ち着いて 受けられます。
6. ひとりで 悩まない
わからない言葉は、日本人の同僚に 聞いてみてください。試験に出る 介護の場面は、ふだんの仕事と つながっています。説明してもらうと、教科書よりも 早く 覚えられることが あります。
手続きや 日程で わからないことは、試験センター(03-3486-7521・平日 9:30〜17:00)に 聞くのが 確かです。
さいごに
日本語で受ける 外国人にとって、介護福祉士国家試験は やさしい試験では ありません。でも、問題文が 読めるようになれば、答えられる人は たくさんいると 思っています。無理をしすぎず、体を 大切にしながら、1日ずつ 進めてください。
出典
- 社会福祉振興・試験センター「合格基準」
https://www.sssc.or.jp/kaigo/kijun/kijun_02.html - 社会福祉振興・試験センター「過去の試験問題」
https://www.sssc.or.jp/kaigo/past_exam/index.html - 厚生労働省「外国人介護人材の受入れについて」(学習用コンテンツ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28131.html - 社会福祉振興・試験センター「受験の手引(第39回)」
https://www.sssc.or.jp/kaigo/pdf/pdf_tebiki_39.pdf
確かめた日:2026年10月28日。手続きや日程は、必ず 試験センターなどの 公式の案内で 確かめてください。
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